オリンパスTG-4からの卒業 ~ミラーレス一眼で水中マクロに挑戦~

この記事は8分で読めます


 

こんにちは、上出です。

 

 

旧年中は、

陽だまりかくれんぼを応援していただき、

どうもありがとうございました。

 

2018年もブログのテーマは変わりませんが、

(テーマは自己紹介の中でお伝えしています。)

 

より内容の濃いワクワクするような情報を

皆さんにお届けできるように頑張ります。

 

今年も海の中の日常を

丁寧に切り取っていければと思いますので、

よろしくお願いいたします。

 

(D850 + AF-S Micro-Nikkor 105mm YS-D2×2灯 f8 SS1/250秒 ISO100)

 

 

 

さて、年明け早々、

プライベートフォトセミナー

開催させていただきました。

 

今回ご参加いただいたのは、

TG-4からのステップアップを検討されているRさん(女性)です。

 

 

Rさんはご参加前、以下のような状況でした。

 

 

・何もわからずただ撮っている現状から前に進みたい

 

・ふんわり背景をぼかした水中マクロ写真を撮りたい

 

・できるだけシンプルでコンパクトな撮影機材が良い

 

 

 

Rさんは、

水中写真の細かい相談をできる人が、

身近にはいなかったそうです。

 

こういう状況の方は多いと思いますので、

 

今回のセミナーの経過を

是非ブログでシェアさせていただきたい

 

とRさんにお話ししたところ、

 

早速、掲載用のコメントを寄せていただきました。

 

お写真の掲載にもご快諾いただき、

どうもありがとうございます。

 

 

ここから先に掲載しているお写真は、

全てRさんがセミナー中に撮影された作品です。

 

セミナーの様子を振り返る前に、

まずはRさんからいただいたコメントを紹介しますね。

 

 

コンデジで物足りなさを感じているけど、

自分はコンデジにとどまるべきなのかなぁ?

とも思っていて、方向性が定まらなかった。

 

けれども今回フォトセミナーを受講して、

今までよりもっと楽しくてワクワクする世界が

広がっていることがわかりました。

 

その方向に進むのみです。

 

 

ひとつの被写体に1dive使う事にとても罪悪感があり、

どうしても周りに気をつかう癖がついていたんですが、

自分の欲望は上出さんやガイドさんをマンツーマンで独占して、

撮りたいものをしつこいくらいに撮り続ける自己中dive。笑

 

ならば自分でそれが叶う環境を用意して

好きなようにすればいいんだと、

ワガママが心地よく感じ、開放されました。

 

これからもダイビングが楽しんでいけそうです。

 

 

 

「ワクワクする世界が広がっている」

「これからもダイビングが楽しんでいけそう」

 

とおっしゃっていただけたのが嬉しいですね。

 

 

②でRさんが書いてくださいましたが、

周りの人に気を遣う習慣が染みついていて、

ひとつの被写体とじっくり向き合う事に

慣れていない方は多いです。

 

Rさんが最初に撮影した被写体はカスリヘビギンポでしたが、

なんと2枚だけ撮って次の被写体に移ろうとしていました。笑

 

 

僕も2カットじゃ仕上げられません。

 

 

「1被写体で20カットは撮ってください」

 

とスレートに書いてお伝えすると、

Rさんは水中でビックリしながら、

ちょっと嬉しそうにされていました。

 

 

 

 

さてそれでは、

TG-4からどのようにステップアップしたのか

について詳しく見ていきましょう。

 

Rさんは今回、

 

「ふんわりぼかした水中マクロを撮りたい」

 

という目標を設定していましたので、

 

・一眼レフ+マクロレンズ

・ミラーレス一眼+マクロレンズ

 

のどちらかが選択肢になります。

 

 

Rさんからは、

 

「できるだけ軽くてすっきりした撮影機材が良い」

「できるだけ低予算で新しい撮影機材に買い替えたい」

 

というご希望もありましたので、

 

ミラーレス一眼+マクロレンズ+純正ハウジング

 

が現実的ですね!

 

という事になり、

今回は以下の撮影機材を試しに

使っていただきました。

 

 

カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL6

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ハウジング:OLYMPUS PT-EP10

ストロボ:INON Z-240

アーム:INON

 

 

 

ストロボは2灯という選択肢もありますが、

外付けストロボを使うのが初めてとの事でしたので、

できるだけシンプルなセットにしました。

 

これまで水中マクロモードで撮影してきて、

絞りやシャッタースピードについては

気にしたことがないというRさん。

 

 

それでも良いんです。

 

というか、最初はみんなそうです。

 

 

 

今回のセミナーでは小難しい話はゼロにして、

 

・目にビシッとピントを合わせる

 

・絞り優先モードでf2.8に固定して、

「一眼」のやわらかいボケを体験する

 

・ストロボはTTLで、

被写体に向けることだけを意識して、

しっかり光を当てて本来の色を再現する

 

という事に焦点を当てました。

 

 

 

結果的に、かなり撮れましたし、

ご本人にも成果に喜んでいただけました。

 

セミナー後のお酒の席では、

 

「この一式、いくらなら譲っていただけますか?」

 

とおっしゃっていました。笑

 

 

Rさんとは、

 

これからミラーレス一眼で

本格的に水中写真を始めるに当たり、

実際どのカメラを買うのが良いか

 

について色々とお話ししたのですが、

その話は最後にするとして、

 

ひとつ今回のセミナーを通して

感じたことを紹介します。

 

 

 

コンデジからのステップアップの選択肢として、

 

・一眼レフ(NikonかCanon)

・ミラーレス一眼(オリンパス)

 

の2つの選択肢が一般的だと思いますが、

一概にどちらが良いとは言えません。

 

 

とにかく最高画質を!

とろけるようなボケを!

 

という方は一眼レフが良いでしょうし、

 

 

Rさんのように

 

できるけ小さく軽く!

低予算で一眼を始めたい!

 

という方はミラーレス一眼が良いと思います。

 

 

この話はこれまでもしてきましたし、

一般的な話です。

 

 

 

 

 

さて、今回思ったのは、

 

 

コンデジ→一眼レフ

 

よりも、

 

コンデジ→ミラーレス一眼

 

 

の方が、

 

ステップアップとしては無理がないのかな

 

という事です。

 

 

まあ、当たり前の事なんですけどね。

 

それを今回あらためて感じました。

 

 

一眼レフとミラーレス一眼って、

大きさ重さはもちろん違うんですが、

ひとつ決定的に異なる部分があります。

 

 

それは、

 

ファインダーを覗いて撮るか

ライブビュー(液晶モニター)で撮るか

 

の違いです。

 

 

ミラーレス一眼は、コンデジと同じように、

液晶モニターを使ってピントを合わせて撮影ができます。

(OM-Dシリーズはファインダー撮影もできます。)

 

そのため、コンデジと同じ感覚で撮影できて、

なおかつ60mmマクロレンズのAFがスムーズに動くので、

コンデジの進化版のような感覚で撮影ができます。

 

まさに、今回のRさんがそのような感覚で、

素敵な作品をどんどん撮影されていました。

 

 

 

 

一方、

一眼レフはファインダー越しに

撮影するのが基本になるので、

 

最初は多くの方がここで苦労します。

 

ファインダーを覗いても、

被写体がなかなか捉えられません。

 

これは慣れの問題も大きいので、

大変なのは最初だけとも言えるのですが、

「壁」に感じている方が多いのは事実です。

 

 

そんな事情も踏まえて、

今回のセミナーを通して強く感じたのは、

 

 

コンデジと同じように使えて

コンデジよりずっと綺麗な写真が撮れる

 

というオリンパスのミラーレス一眼は、

 

コンデジでの撮影には限界を感じているけど

一眼レフは価格も使い勝手もハードルが高くて無理

 

という方にとって、

 

水中写真の楽しみ方を広げるために

なくてはならないカメラだ

 

 

ということです。

 

 

そもそもそういうポジショニングで

世に出てきたジャンルなんでしょうけどね。笑

 

やはりこれはこれでオリジナルの価値があるんだな、

という事を今回再認識させてもらいました。

 

ちなみに、

ミラーレス一眼+キットレンズだと

コンデジとあまり変わらないので、

60㎜マクロレンズは必須ですよ。

 

※E-PL7用の純正ハウジングには60㎜マクロが入りません。

 

 

 

 

そんなわけで、

Rさんはミラーレス一眼を使った事により、

 

「やっぱり水中写真たのしー!」

 

という状態になりました。笑

 

 

こうなると当然、

 

さて、どのカメラを買おうか…

 

という事になります。

 

お話の中で答えは出ませんでしたが、

皆さんにとっても参考になるかもしれませんので、

やりとりの要点だけ紹介しますね。

 

 

ざっくり言うと、

以下のどちらの方向性でいきましょうか?

ということを相談しました。

 

 

①E-PL6+60㎜マクロを購入する

(販売が終了しているため中古で探す)

 

メリット:とにかく安価に一式揃えられる

デメリット:8mm Fisheyeが使えない

 

 

②OM-Dシリーズで揃える

 

メリット:8mm Fisheyeも使える

デメリット:お手頃とは言えない高価格

 

 

本格的な水中ワイド撮影は捨てて、

とにかく予算を抑えてマクロに専念するか①、

 

将来本格的なワイド撮影に取り組むことも見据えて、

OM-Dシリーズ+PPO-EP02(ドームポート)を用意して、

最初はドームポートに60㎜マクロレンズだけを入れて

とりあえず水中マクロ撮影から始めるか②、

 

という話です。

 

 

このあたりのお話は、

詳しく解説した記事がありますので、

よろしければご覧ください。

 

本格的な水中写真を撮るためのミラーレス一眼選び ~Olympus E-PL vs OM-D~

 

記事の中では2016年12月現在の情報で

機種選びの考え方を紹介していますが、

 

調べてみたところ、

現在も状況は変わっていないようです。

 

Rさんがどのような決断をするのか、

楽しみですね。

 

 

 

 

今日の記事では、

 

一眼レフは無理!

 

という方にとっての

ミラーレス一眼の有用性を紹介してきましたが、

 

 

一眼レフに興味があって

最終的に一眼レフにいく可能性が高い

 

という方は、あえてコンデジと一眼レフの間に

ミラーレス一眼をはさむ必要はないと思います。

 

それだと余計なコストもかかりますし、

さっさとファインダー撮影に慣れた方が良いです。

 

なので、やっぱりケースバイケースで、

それぞれが何を一番大事にするかですね。

 

 

それでは、今日もここまで

読んでくださりありがとうございました!

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

◆2018年も引き続き同じ要領で、

プライベートフォトセミナーを開催します。

すでにGW等の予約が埋まりつつあるので、

ご興味のある方はお早めにご連絡ください!

(リピーターの方用の特別価格もご用意しました。)

 

◆ブログランキングに登録してます。
記事が参考になりましたら、応援クリックをいただけると嬉しいです!
(下のバナーを1回ずつクリックしてください↓)

 

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人 : 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

自分と真剣に向き合う事の大切さを教えてくれた水中写真に、日々感謝しています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

資格・所属

PADI Instructor (OWSI #827547)
PADI Digital Underwater Photographer Instructor
PADI Enriched Air Specialty Instructor
潜水士
海をつくる会(所属)

ブログランキング

いつも応援ありがとうございます!
ブログランキングに参加しています。

記事が参考になった、面白かったと思って頂けたようでしたら、応援クリックをいただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします!

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

免責事項

本サイトの情報は、水中写真撮影の参考としてダイビングや水中写真に関する情報提供を目的としています。

本サイトの情報について正確性や完全性を保証するものではありません。

本サイトの利用によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いません。