PROFILE

PROFILE

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上出 俊作
SHUNSAKU KAMIDE
水中写真家 陽だまりスタジオ代表

1986年東京都生まれ。
大学4年生の冬、ダイビングと出会う。
大学卒業後はノボノルディスクファーマ株式会社に営業職として入社。
横浜営業所で5年間勤務し、2014年に退職。

サラリーマン時代、週末は伊豆、連休は沖縄に通い、ダイビングと水中写真にのめり込む。
「沖縄の海の近くに住みたい」という夢が抑えきれなくなり、2014年沖縄本島に移住。
沖縄県名護市を拠点に水中写真家としての活動を開始。

「水中の日常を丁寧に切り取る」というテーマで、沖縄を中心に日本各地の海を撮影。
ダイビングメディアでの執筆活動や写真展等のイベントを通して、水中写真と沖縄の海の魅力を発信し続けている。

主な活動


【2021年】
「奄美・沖縄ザトウクジラ写真展」開催(菜酒家FU-KU)

【2022年】
写真展「陽だまり レンズ越しに見つめた10mmの海」開催(富士フイルムフォトサロン東京・大阪)
写真集「陽だまり」発売(私家版・八紘美術)
宮古島フォトコンテスト2022審査員

【2023年】
第2回日本水中写真フォトコンテスト審査員
宮古島フォトコンテスト2023審査員

資格


PADI Instructor (OWSI #827547)
PADI Digital Underwater Photographer Instructor
PADI Enriched Air Specialty Instructor
潜水士

主な撮影機材


Nikon D850
Nauticam D850
AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
Nauticam SMC-1 / SMC-2
Canon R7

奄美大島 ザトウクジラ
DSC_3882-Edit-3-51

上出 俊作
SHUNSAKU KAMIDE
水中写真家 陽だまりスタジオ代表

1986年東京都生まれ。
大学4年生の冬、ダイビングと出会う。
大学卒業後はノボノルディスクファーマ株式会社に営業職として入社。
横浜営業所で5年間勤務し、2014年に退職。

サラリーマン時代、週末は伊豆、連休は沖縄に通い、ダイビングと水中写真にのめり込む。
「沖縄の海の近くに住みたい」という夢が抑えきれなくなり、2014年沖縄本島に移住。
沖縄県名護市を拠点に水中写真家としての活動を開始。

「水中の日常を丁寧に切り取る」というテーマで、沖縄を中心に日本各地の海を撮影。
ダイビングメディアでの執筆活動や写真展等のイベントを通して、水中写真と沖縄の海の魅力を発信し続けている。

主な活動


【2021年】
「奄美・沖縄ザトウクジラ写真展」開催(菜酒家FU-KU)

【2022年】
写真展「陽だまり レンズ越しに見つめた10mmの海」開催(富士フイルムフォトサロン東京・大阪)
写真集「陽だまり」発売(私家版・八紘美術)
宮古島フォトコンテスト2022審査員

【2023年】
第2回日本水中写真フォトコンテスト審査員
宮古島フォトコンテスト2023審査員

資格


PADI Instructor (OWSI #827547)
PADI Digital Underwater Photographer Instructor
PADI Enriched Air Specialty Instructor
潜水士

主な撮影機材


Nikon D850
Nauticam D850
AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
Nauticam SMC-1 / SMC-2
Canon R7

38

ご挨拶

2021年1月。
ブログ「陽だまりかくれんぼ」を始めて、5年近くが経ちました。
始めたばかりの頃から読んでくれている方も、最近知って読み始めてくれた方もいるでしょう。
貴重な時間を使ってブログを読んでいただき、どうもありがとうございます。

この度、ブログ・HPをリニューアルしました。
それに合わせて、改めて自己紹介を書いてみようと思います。

2016年、水中写真家としての活動を始め、同時にブログもスタートしました。
当時は5年先のことなんて考えていませんでしたが、いつの間にか月日が流れ、今もこうして水中写真家として生きています。

最初は「来てくれる人がいるんだろうか…」と不安な気持ちで始めたプライベートフォトセミナーですが、気づいたら、毎年50名近くの方が来てくれるようになりました。
フォトセミナーがきっかけで、イベントに講師として呼んでいただいたり、メディアから連載のお話をいただいたりするようにもなりました。
ここまで支えてくれた方、応援してくれた方、そして水中写真を通して関わってくれた方に心から感謝しています。

どんな活動をしているかちゃんとまとめたものはないのですが、ひとまず2020年の活動をまとめた記事を書きましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。

写真と共に振り返る2020年

水中写真家として活動し始めた時と今とでは、自分を取り巻く状況がだいぶ変わりました。
それに伴い、当然考え方も変化しましたが、当時と変わらないこともあります。
変わったことも変わらないことも、全部ひっくるめて、今の自分の思いをここで正直に書こうと思います。

僕にとって、水中写真家として生きるモチベーションは2つです。

「水中写真を通して人生がより豊かになる人を増やしたい」

「まだ知られていない沖縄の海の魅力を伝えたい」

ひとつずつお話していきますね。

ご挨拶

2021年1月。
ブログ「陽だまりかくれんぼ」を始めて、5年近くが経ちました。
始めたばかりの頃から読んでくれている方も、最近知って読み始めてくれた方もいるでしょう。
貴重な時間を使ってブログを読んでいただき、どうもありがとうございます。

この度、ブログ・HPをリニューアルしました。
それに合わせて、改めて自己紹介を書いてみようと思います。

2016年、水中写真家としての活動を始め、同時にブログもスタートしました。
当時は5年先のことなんて考えていませんでしたが、いつの間にか月日が流れ、今もこうして水中写真家として生きています。

最初は「来てくれる人がいるんだろうか…」と不安な気持ちで始めたプライベートフォトセミナーですが、気づいたら、毎年50名近くの方が来てくれるようになりました。
フォトセミナーがきっかけで、イベントに講師として呼んでいただいたり、メディアから連載のお話をいただいたりするようにもなりました。
ここまで支えてくれた方、応援してくれた方、そして水中写真を通して関わってくれた方に心から感謝しています。

どんな活動をしているかちゃんとまとめたものはないのですが、ひとまず2020年の活動をまとめた記事を書きましたので、興味のある方はそちらをご覧ください。

写真と共に振り返る2020年

水中写真家として活動し始めた時と今とでは、自分を取り巻く状況がだいぶ変わりました。
それに伴い、当然考え方も変化しましたが、当時と変わらないこともあります。
変わったことも変わらないことも、全部ひっくるめて、今の自分の思いをここで正直に書こうと思います。

僕にとって、水中写真家として生きるモチベーションは2つです。

「水中写真を通して人生がより豊かになる人を増やしたい」

「まだ知られていない沖縄の海の魅力を伝えたい」

ひとつずつお話していきますね。

水中写真を通して人生がより豊かになる人を増やしたい

水中写真を通して人生が
より豊かになる人を増やしたい

2009年の大学卒業間近に、僕は水中写真と出会いました。
皆さんと同じように、最初はコンデジで水中写真を始め、技術も撮影機材も少しずつステップアップしていって、2012年頃から一眼レフで水中撮影を始めました。

これまでも色んなところで話してきましたが、僕は元々アートのセンスがあるわけではありません。

小学生の時、粘土をこねて好きな形の鈴を作るという課題があったんですよね。
僕がモチーフとして選んだのはドラクエに出てくる「スライム」です。粘土を玉ねぎのような形に丸めて、目を2つと口を1つ、申し訳程度に描きました。
自分なりに、全力とは言わないまでも、それなりに頑張ったんだと思います。

2年後、弟が同じ課題で作成して家に持ち帰ってきた鈴を見て、愕然としました。
それは色とりどりの絵の具で装飾された、今にも飛び掛かってきそうな迫力のある「ドラゴン」。
発想も、器用さも、そして芸術にかける熱量も、すでに埋められないほどの差がありました。

「あー自分にはセンスがないんだな」と思いましたね。

中学校に上がっても美術の成績は「2」でしたし、それから大人になるまでずっと、自分にはアートの才能がないと思って生きてきました。

そんな人生だったので、今の自分の「水中写真家」という立場がふと可笑しく感じられることがあります。
でも、言い換えれば、「生まれもったセンスなんかなくても、水中写真で誰かを感動させることはできる」ってことですよね。

手先の器用さなんてなくでも、シャッターを押せば写真は撮れます。
水中は可愛い生き物と色が溢れていて、モチーフをゼロから考える必要もありません。

真剣に取り組みさえすれば誰でも上達するし楽しめるのが、水中写真だと思います。

2年後、弟が同じ課題で作成して家に持ち帰ってきた鈴を見て、愕然としました。
それは色とりどりの絵の具で装飾された、今にも飛び掛かってきそうな迫力のある「ドラゴン」。
発想も、器用さも、そして芸術にかける熱量も、すでに埋められないほどの差がありました。

「あー自分にはセンスがないんだな」と思いましたね。

中学校に上がっても美術の成績は「2」でしたし、それから大人になるまでずっと、自分にはアートの才能がないと思って生きてきました。

そんな人生だったので、今の自分の「水中写真家」という立場がふと可笑しく感じられることがあります。
でも、言い換えれば、「生まれもったセンスなんかなくても、水中写真で誰かを感動させることはできる」ってことですよね。

手先の器用さなんてなくでも、シャッターを押せば写真は撮れます。
水中は可愛い生き物と色が溢れていて、モチーフをゼロから考える必要もありません。

真剣に取り組みさえすれば誰でも上達するし楽しめるのが、水中写真だと思います。

色んなことがありすぎて到底ここでは書ききれませんが、水中写真を始めてから、たくさんの出会いがありました。

特に、水中写真家としての活動を始めてからは、たくさんの方に応援していただき、背中を押していただき、気づいたらここに立っていました。
大変なことももちろんありますが、素敵な人たちに囲まれながら生きられていることを、幸せに感じています。

もし水中写真と出会わずに、なんとなくサラリーマンを続けていたら、自分の人生はどんな感じだったんだろう?とたまに思います。

正直僕は、あまりやる気のある営業マンではありませんでした。
5年間のサラリーマン生活の中で、仕事に熱くなったことは一度もありません。
今思えば、悪い会社じゃなかったので、純粋に営業という仕事が向いてなかったんだと思います。

なので、休みの日に水中写真を撮ること(と飲みに行くこと)だけが、当時の僕の生きがいでした。
水中写真を始めていなかったら出会わなかったであろう人がたくさんいます。

仕事にまでなったのはたまたまですが、たくさんの感動と出会いをくれた水中写真に心から感謝しています。

熱中できる趣味があるって、素敵なことだと思います。
それだけで、人生に彩りが加わりますもんね。

別にその趣味が、水中写真じゃなきゃいけないなんてことはありません。
ゴルフでも、サーフィンでも、生け花でも、何でもいいと思います。
僕にとってはそれがたまたま水中写真だったというだけです。

それが何であっても、自分なりにコツコツ続けていけば深く楽しめるようになりますし、だんだん人間関係も広がっていきますよね。

熱中できる趣味があるって、素敵なことだと思います。
それだけで、人生に彩りが加わりますもんね。

別にその趣味が、水中写真じゃなきゃいけないなんてことはありません。
ゴルフでも、サーフィンでも、生け花でも、何でもいいと思います。
僕にとってはそれがたまたま水中写真だったというだけです。

それが何であっても、自分なりにコツコツ続けていけば深く楽しめるようになりますし、だんだん人間関係も広がっていきますよね。

「水中写真を通して人生がより豊かになる人が増えたらいいな」

5年前は、格好つけながら、いい人ぶりながら、そんなことを言っていた節もあります。
もっと言えば、「本当にそんなことできるのかな?」と、自信もありませんでした。

でも今ならはっきりと言えます。

水中写真を通して人生がより豊かになる人を増やすことはできる、と。

そう確信したきっかけは昨年開催した写真展「小さな奇跡」です。
これまでフォトセミナーやフォトツアーに参加してくれた方にお声がけして、皆で作品を出し合いました。

最初はなんとなく証拠写真を撮っていた方が、作品と呼べるような写真を大きくプリントして展示し、出展者同士で写真談義をしている様子を見ていて、自分のやってきたことは間違ってなかったのかなと思えました。

これからもそんな思いで、ブログやメディアを通じて水中写真に関する情報を発信したり、フォトセミナーで水中写真上達のお手伝いをしていければと思っています。

御蔵島 ミナミハンドウイルカ 

沖縄の海の魅力を伝えたい

始めて沖縄に訪れたのは、十九の夏でした。

今思えば、当時は沖縄ブームと呼ばれていた時代だったのかもしれません。
気づけば自分もはまっていました。

沖縄の何に惹かれたのかは、はっきりとはわかりません。
でも、今でも沖縄の文化や歴史、食べ物が特別好きと言うわけではないので(嫌いでもないですよ)、やっぱり海に惹かれたんだと思います。

飽きっぽい僕がかれこれ15年間沖縄を好きでい続けているということは、きっと本当に好きなのでしょう。

沖縄に移住して7年近くが経ちました。
まだまだ行けていない海、行きたい海はたくさんありますが、色々な海を潜らせてもらいました。

「沖縄の海の魅力を伝えたい」なんてて言っても、「沖縄の海が魅力的なのはもう知ってるよ!」と返されてしまうかもしれません。

確かにその通りだと思います。
沖縄の海の情報は色んなところで発信されていますし、それ自体に特に新鮮さはないですよね。

でも、沖縄を拠点に水中写真家として活動してきて、思うこともあります。
それは、「沖縄の海の魅力として発信されている情報は、沖縄の海がもつポテンシャルのほんの一部なんじゃないか」ということです。

しょうがない面もありますが、メディアで紹介される情報は偏りがありますし、その海を深掘りしたようなコンテンツもあまり見られません。沖縄の海はそれぞれ個性がありますし、隣の島でも全く環境が違ったりします。
特に、水中撮影のフィールドとして沖縄の海をとらえるなら、その可能性は無限大です。

ひょっこり移住してきた僕がこんなことを言うのはおこがましいとは思います。
でも、そこに根を張って暮らしている人にしか撮れない写真、伝えられない情報があると信じて、これからも自分なりに「沖縄の海」を表現していければと思っています。

沖縄に移住して7年近くが経ちました。
まだまだ行けていない海、行きたい海はたくさんありますが、色々な海を潜らせてもらいました。

「沖縄の海の魅力を伝えたい」なんてて言っても、「沖縄の海が魅力的なのはもう知ってるよ!」と返されてしまうかもしれません。

確かにその通りだと思います。
沖縄の海の情報は色んなところで発信されていますし、それ自体に特に新鮮さはないですよね。

でも、沖縄を拠点に水中写真家として活動してきて、思うこともあります。
それは、「沖縄の海の魅力として発信されている情報は、沖縄の海がもつポテンシャルのほんの一部なんじゃないか」ということです。

しょうがない面もありますが、メディアで紹介される情報は偏りがありますし、その海を深掘りしたようなコンテンツもあまり見られません。沖縄の海はそれぞれ個性がありますし、隣の島でも全く環境が違ったりします。
特に、水中撮影のフィールドとして沖縄の海をとらえるなら、その可能性は無限大です。

ひょっこり移住してきた僕がこんなことを言うのはおこがましいとは思います。
でも、そこに根を張って暮らしている人にしか撮れない写真、伝えられない情報があると信じて、これからも自分なりに「沖縄の海」を表現していければと思っています。

水中の日常を丁寧に切り取る

自分の撮影の「テーマ」と言うのか「スタンス」と言うのかよくわかりませんが、そんなことを最後に書いて、自己紹介を終わろうと思います。

僕は普段から、珍しい生き物を追い求めたり、誰も見たことのない景色を探したり、というようなことはあまりしません。
それがおかしいとか、なにかを否定したい気持ちは全くなくて、ただ何となくそういうことに興味が向かないだけです。

海の中には、僕たちの知らない日常があります。
そして水中は、魅力的な生き物や、数えきれないほどの色彩で溢れています。

「それらを丁寧に切り取るだけで、人の心を動かすような写真は十分撮れる」

そう思ってこれまで活動してきましたし、きっとこれからも変わらないでしょう。

えらそうに色々書いてきましたが、僕自身、表現者としても水中写真をレクチャーする立場としても、まだまだ未熟です。
お世話になった皆さんにこれから一つずつ恩返しをしていけるよう、地に足をつけて、一歩ずつ成長していければと思います。

いつか皆さんとどこかでお会いして、直接お話ができることを楽しみにしています。
海か酒場で僕を見つけたら、気軽に声を掛けてください。

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
せっかく出会った水中写真、思い切り楽しみましょう。

えらそうに色々書いてきましたが、僕自身、表現者としても水中写真をレクチャーする立場としても、まだまだ未熟です。
お世話になった皆さんにこれから一つずつ恩返しをしていけるよう、地に足をつけて、一歩ずつ成長していければと思います。

いつか皆さんとどこかでお会いして、直接お話ができることを楽しみにしています。
海か酒場で僕を見つけたら、気軽に声を掛けてください。

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
せっかく出会った水中写真、思い切り楽しみましょう。