本格的な水中写真を撮るためのミラーレス一眼選び ~Olympus E-PL vs OM-D~

この記事は6分で読めます


 

こんにちは、上出です。

 

今日は、

 

「水中写真を撮るのに最適なミラーレス一眼」

 

について紹介します。

 

以前別の記事で、

 

これからミラーレス一眼を使って水中撮影に取り組もうという方には、

オリンパスのミラーレス一眼+オリンパス純正ハウジングがお勧めですよ、

(参照:ダイビングで使うべきミラーレス一眼 ~なぜ多くのダイバーがオリンパスを選ぶのか~

 

というお話をさせて頂きましたが、

具体的な機種については触れていませんでした。

 

ですので今回は、

 

実際にどんなカメラとレンズを選べばいいのか

 

について解説していこうと思います。

 

 

ちなみに、

 

「写真の出来を左右するのはカメラではなくレンズですよ!」

 

という事を、僕は色々なところでお話ししてきました。

(参照:カメラ選びよりレンズ選びが重要? ~一眼でプロ顔負けの水中写真を撮るための考え方~

 

そして単刀直入に言えば、

オリンパスのミラーレス一眼用レンズで

本格的な水中写真が撮れるのはこの2種類だけです。

 

①水中マクロ用:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

②水中ワイド用:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

 

 

しかし、どのカメラとハウジングを選んでも

この2種類のレンズを使えるというわけではありません

 

その点を踏まえて、ここからは

 

具体的にどの機種を選ぶべきか

 

について解説していきますね。

 

 

 

オリンパスは物凄い種類の

ミラーレス一眼カメラを販売していますが、

 

大きく分けると

 

・OM-Dシリーズ(上位機種)

 

・PENシリーズ(下位機種)

純正ハウジングがあるのはその中のE-PLシリーズ

 

の2種類に分類することができます。

 

em-1e-pl8a

 

当然OM-Dシリーズの方が多機能で高価格なのですが、

どちらのシリーズも画質はあまり変わりません

 

メーカーのHPを見るとOM-Dシリーズの方が

素敵な写真が撮れそうな気がしてしまいますが、

 

おそらくE-PLシリーズで撮った写真と比べても

その差は普通の人にはわからないはずです。

 

少なくとも僕にはわかりません。笑

 

 

では、ここからは各シリーズの特徴を、

細かいシステムの話は抜きにして、

 

結果的にどんな写真が撮れるのかに的を絞って見ていきます。

 

 

 

◆E-PLシリーズ

 

 

最大のメリットは、価格の安さです。

 

逆を言えば、これがOM-Dシリーズと比べた時の

唯一のメリットです。笑

 

そしてこのE-PLシリーズ、

年に一度以上のペースでモデルチェンジが繰り返され、

 

カメラ自体の性能はほとんど変わらないのに

それに合わせて登場するハウジングの機能、

というかコンセプトが結構変わります…

 

 

少しややこしい話になるのでここでは結果だけお伝えしますが、

 

E-PL5 or E-PL6 + PT-EP10 (ハウジング)

 

の組み合わせがお勧めです。

(E-PL5とE-PL6は同じハウジングに入ります。)

 

ただ、どちらのカメラもすでに生産終了しているため、

中古も視野に入れて探した方が良いかもしれません。

 

これなら先程紹介した

水中マクロ用:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

を使用することができます

 

そしてこのレンズを適切に使えば、

水中マクロ写真が一眼のクオリティで撮れます

(小さい生き物を背景をぼかして撮ったりできます。)

 

E-PL6 + M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

20161125-pb250727-1-11

 

 

ただし、E-PLシリーズでは

水中ワイド用:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

を使用することができません。

 

(メーカーに依頼して使えるように改造してもらう

という方法もあるのですが、値段が高くて現実的ではないです。)

 

つまり、

 

E-PLシリーズでは本格的な水中ワイド撮影ができない

 

ということになります。

 

 

ですので、水中ワイド写真を撮りたい時には

 

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R

 

という、カメラ本体を買ったときについてきた

キットレンズで代用するのが現実的な選択肢です。

(ボディだけで購入した場合にはついてきません。)

 

E-PL3 + M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

こんな感じで、水中景観を撮ることはできなくはないです。

 

しかし、イルカやマンタなど大型の生物に

近づいて撮影するには画角が狭すぎるため、

 

近づいて体の一部を切り取るか、

離れてぼんやりとした写真を撮るか

どちらかしかできません。

 

E-PL3 + M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ R

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

なので、E-PLシリーズに関しては、

 

・マクロレンズを使い、小さい生物を一眼クオリティで撮影する

・キットレンズを使い、水中ワイドはスナップ的に撮ってお茶を濁す

 

というのが現実的な使い方になるかと思います。

 

 

 

◆OM-Dシリーズ

 

何よりのメリットは

 

水中マクロ用:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

水中ワイド用:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

 

のどちらのレンズも使えるという点です。

 

水中マクロに関しては、E-PLシリーズで撮った場合

とあまり変わらないのでここでは触れません。

 

やはりこのシリーズを選ぶメリットは水中ワイドにあります

 

ちなみにOM-Dシリーズの中でも

この2種類のレンズがどちらも使えるハウジングは限られていて、

 

・E-M1 + PT-EP11

・E-M1 Mark II + PT-EP14

・E-M5 + PT-EP08

 

と、2016年12月現在では上記の3種類ですね。

 

※E-M5 Mark IIは水中ワイド用の

M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

が使えないためお勧めしません。

 

 

で、僕はこの3種類の中ならどれを選んでも

良いんじゃないかなと思っています。笑

 

実際撮れる写真はどれもほとんど変わらないはずです。

 

ただ、

3種類のうちのどのカメラ+ハウジングを選んでも、

 

・PPO-EP02

 

という別売りのレンズポートを購入する必要があります

 

このPPO-EP02で水中マクロ用と水中ワイド用

どちらのレンズも使えるので便利なのですが、

 

このレンズポートだけで10万円くらいします。

 

そして、

 

水中ワイド用:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO

 

このレンズも10万円くらいします。

 

つまり、OM-Dシリーズで本格的な

水中ワイド撮影に取り組もうとすると、

 

E-PLシリーズで

本格的な水中マクロ撮影+なんちゃって水中ワイド撮影

をするのに比べて、

 

追加で20万円以上かかってしまうのです。

 

 

「それでもミラーレス一眼で本格的な水中ワイド写真を撮りたい!」

 

という方にはもちろんお勧めですし、

実際にOM-Dシリーズで水中ワイド撮影に挑戦し始めた方もいます。

 

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(初めての水中ワイド撮影がモルディブだなんて羨ましい限りです。笑)

 

 

ここまでお話してきました通り、

OM-Dシリーズはしっかりお金をかけてシステムを揃えれば、

 

水中マクロも水中ワイドも本格的な撮影が可能です。

 

しかし、そこまで投資しようとした人の多くが

 

「あれ?これだったらミラーレス一眼じゃなくて

一眼レフで全部揃えられるんじゃない?」

 

というジレンマに陥ります…

まぁそのお話はまたどこかでしましょう。笑

 

 

 

ここで今日の内容をまとめますと、

 

・本格的な水中ワイドを捨てて、

 水中マクロメインで安く始めるならE-PL5かE-PL6

 

・水中マクロと水中ワイドどちらも

 本気で取り組む気があるならOM-Dシリーズ

 

というお話をしてきました。

 

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。

 

今日もここまで読んでくださりありがとうございました!

 

 

 

p.s.

 

高田さん、津田さん、

作例写真を提供していただきありがとうございました!

 

お二人ともミラーレス一眼デビューから半年以内で

これだけの水中写真が撮れるなんてすごいです…

 

益々の活躍を期待しています!

 

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管理人 ; 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

自分と真剣に向き合う事の大切さを教えてくれた水中写真に、日々感謝しています。
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