水中写真初心者から脱出するための近道~1日24時間練習している本田圭佑から学ぶ~

 

こんにちは、上出です。

今日は、

思い通りの水中写真を撮れるようになるための近道

について紹介します。

この記事を書くにあたって調べてみたのですが、
僕が画像編集に使っているLigtroomというソフトには
約4万枚の水中写真が保存されています。

僕は

撮った写真はとりあえず全部Lightroomに取り込んで、
その中から良さそうな写真だけを編集して残りはそもまま放置

というあまり褒められない管理の仕方をしているので、
(めんどくさがり屋はなおりませんね。笑)

これまで撮影してきた水中写真の合計が
だいたい4万枚ということになります。
僕が水中写真を撮り始めたのは8年前なので、
一年間で5000枚という計算になりますね。

つまりこの8年間、1ヶ月に約400枚、
平均すると1日13枚のペースで水中写真を撮り続けてきたわけです。

誰かに

「今まで通算何枚の水中写真を撮ってきたんですか?」

なんて聞いたことがないので比較はできませんが、

今こうして数字を振り返って見ると、
自分もそれなりの枚数を撮影してきたんだなー
とは思います。

ちなみに、
イチロー選手は小学校の頃から毎日3時間以上、
卓球の福原愛選手は3歳の頃から毎日4,5時間
練習していたそうです。

おそらく、
現在一流と言われている芸術家やアスリートは、
これに近い時間、あるいはそれ以上の時間と労力を
その道の鍛錬に費やして来たんだと思います。

 

 

前置きはこれくらいにして、
僕がここで何を伝えたいのかというと、
写真に限らず何かのスキルを伸ばし結果を出すためには
それ相応の練習量が必要だという事です。

でも、甲子園を目指す昭和の野球部監督のような
根性論をここで持ち出すつもりはありません。

もちろん、この記事を読んで下さっている方の多くは
プロの水中写真家を目指しているわけではないと思いますし、
普通に生活していれば水中写真を撮れる機会は
頑張っても月に1回か週に1回くらいだと思います。

では、そんな状況の中でどうすれば上達できるのか?
サッカー日本代表のエース本田圭佑選手は、
あるインタビューで学生時代を振り返りこう話していました。

「僕は、24時間練習してました」

うーん、ますます体育会系のノリになってきましたねぇ。笑

でも、本田選手は根性論を話しているのではありません。
要約すると、彼が言っていたのはこういう事です。

ご飯を食べる時も、寝る時も、学校へ行って勉強する時も
「何かサッカーに結びつかないかな?」と思いながら、
全てがプロになるための練習の一つだと思って取り組んでいた。

彼のこの言葉は、
色んな分野に応用できる本質的なものだと思いますし、
水中写真にも通じるエッセンスが含まれています。

 

先程僕は、
「1年間5000枚のペースで水中写真を撮り続けてきた」
というお話をしましたが、これはあくまで8年間の平均値です。

実際には、
水中写真を始めた頃は普通のサラリーマンだったので、
月に1,2回伊豆に潜りに行くのがやっとでした。

なので当時は、
年間1000枚くらいしか撮れていなかったはずです。
(逆に最近は年間1万枚くらい撮っていると思います。)

では、そんな関東に住むサラリーマン時代の僕が、
ダイビングに行けない日に何をしていたのかというと、

公園に花の写真を撮りに行ったり、
近所の風景を撮ったりしていました。

 

 

正直、僕は本田選手のように
「これは全部水中写真でプロになるための練習なんだ!」
とは思っていませんでしたが、
今思えばとても良い練習になっていたと思います。

無意識に、
海に行けない分の練習量を陸上で確保していたんですね。

 

そもそも水中写真というのは、
「写真」という大枠でとらえれ、
自然写真の中の1つの分野に過ぎません。

なので、
「構図の作り方」「色の使い方」「露出の決め方」
などの基本的な考え方は、陸上も水中も共通する部分が多いです。
(もちろん水中特有のテクニックや考え方はありますが、
ここでお話しすると長くなるのでまた別の機会に解説しますね。)

ただ、こういった考え方やスキルは、
ある意味「写真の教科書」的な本を読めば学べます。

では、実際に花や風景を撮影すること
によって得られるメリットとは何でしょうか?

僕が感じる一番のメリットは、
カメラやレンズに慣れるという事です。

自分の持っているカメラ・レンズは
どのくらい被写体に近づくことができて、
どのくらいの範囲を移し込むことができて、
どのくらいのスピードでピントが合うのか?

こういった感覚を掴むことが重要です。

 

ダイビングに行ける回数も潜水時間も通常は限られているので、
普段使っていないカメラでいざ水中写真を撮ろうとしても、

慣れてきた頃にその日のダイビングが終わってしまった…
という事になってしまいます。

これは、コンデジでも一眼レフでも同じです。

使い慣れたカメラで撮るのと、
買ってから数回しか触っていないカメラで撮るのとでは、
作品の出来に大きな差が出ます。

なので僕は今でも、
特に新しいカメラやレンズを購入した時には
陸上で色んな被写体を撮影して感覚を掴むようにしています。

もちろん、花や風景を撮るのは
良い練習になるだけでなく純粋に楽しいですよ。

身近な環境を観察してみると、
画になる被写体が溢れていたりするものです。

 


(自宅近くの道端にたくさん生えている月桃)

 

今日は、

結果を出すためにはそれなりの練習量が必要だけど、
そのためには「水中撮影そのもの」の経験を積むことだけではなく、
陸上の色々な被写体を撮影してカメラに慣れることが
思い通りの水中写真を撮れるようになるための近道になる

というお話をさせていただきました。

 

是非、晴れた日はカメラを持ってお散歩に出かけてみて下さい。
素通りしてた景色が何だか今までとは違って見えたりして、楽しいですよ。

今日もここまで読んで下さりありがとうございました!
少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。

 

(更新:2017.1.9)

 

 

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