対角線構図で演出する小気味良い緊張感 ~水中写真撮影に必要な3つ目の構図~

この記事は4分で読めます


 

こんにちは、上出です。

 

今日は、

 

水中撮影に必要な3つ目の構図

 

について紹介します。

 

 

「ねえねえ上出さん、

覚えなきゃいけない構図は2つだけって言ったよね?

嘘は困るよ、嘘は。」

 

そんな声が聞こえてきそうで、焦ります。

 

 

確かに、以前こんな記事を書きました↓

 

水中写真に必要な基本構図は2つだけ

~奥深い日の丸構図と簡単な三分割構図の話~

 

 

基本構図は2つだけ…

 

その通りです!

 

今日は構図の応用編「対角線構図」を解説します。

 

(詭弁だなんて言わないでくださいね。笑)

 

 

実は、先日プライベートフォトセミナーを開催した際、

参加者の方がガラスハゼの撮影に苦戦している場面がありました。

 

僕はスレートに

 

「ムチカラマツを使って対角線構図を作ると良いですよ」

 

と書こうと思って、

ふと思いとどまったのです。

 

 

そういえば、対角線構図については

ブログでもメルマガでも触れていないし、

本人に直接レクチャーしてもいない…

 

と。

 

 

スレートに絵を描いて、

何とか水中で意図を伝えることができましたが、

 

これはやはり対角線構図くらい

ブログで解説しておいた方が良さそうだ!

 

と、その時思ったわけです。

 

 

(D7000 + Nikkor 105mm MICRO f5.6 1/250秒 ISO100)

 

 

 

対角線構図って、

別に難しいものじゃありません。

 

長方形の中に、対角線を引くだけです。

 

 

(D750 + Nikkor 105mm MICRO f9 1/100秒 ISO200)

 

こんな風に、被写体(生物)で

対角線を引いても構いませんし…

 

 

(D750 + Nikkor 105mm MICRO f5.0 1/160秒 ISO160)

 

主役以外のもので

対角線を引いてももちろんOKです。

 

 

 

一般的にこの対角線構図は、

 

目線を手前から奥に移動させ、

奥行きを感じさせることができる

 

と言われています。

 

これはもちろん間違っていなくて、

料理を撮ったテーブルフォトなどでも

良く使われていますね。

 

 

でも、僕はあまりそういう意図で使っていません…

 

どちらかと言うと、

 

無駄な空間を省き、

程よい緊張感を醸し出しながら、

写真全体を子気味良くまとめる。

 

というようなイメージで使っています。

 

 

たぶん皆さんも撮影中に、

 

なんだか平凡で単純な構図だな…

 

と、感じたことがあるのではないでしょうか?

 

 

そんな時、フッと対角線構図が頭に浮かぶと便利です。

 

 

そう、

 

「フッと浮かぶ」

 

くらいがちょうどいいです。

 

せっかく新しい構図を覚えたからバシバシ使ってやろう!

 

という性格のものではないと思いますし、

そもそも構図ありきで撮影すると良いことはありません。

 

 

そして個人的には、

 

ビシッと対角線を引く

 

というよりは、

 

何となく斜線を入れてみる

 

くらいのゆるさで使うのが

良いんじゃないかと思っています。

 

 

(D750 + Nikkor 105mm MICRO f10 1/125秒 ISO160)

 

前ボケを使って何となく対角線を引いています。

 

この写真は、

 

ベースに三分割構図があって、

対角線構図でスパイスをきかせている

 

というようなイメージでしょうか。

 

 

あるいはこんな風に、

対角線を部分的に入れるのもありです↓

 

一歩間違えたら単調な日の丸構図ですが、

斜線を入れることですっきりとまとまります。

 

(D750 + Nikkor 105mm MICRO f5.6 1/250秒 ISO200)

 

 

 

それからもう一つ、対角線構図には

 

被写体を大きく配置できる

 

という特徴があります。

 

 

写真というのは一般的には長方形です。

 

なので、縦の辺よりも、横の辺よりも、

斜めに写真を貫く対角線の方が長いです。

 

この見えないけど一番長い直線に

被写体をスッと配置してあげると、

 

被写体を大きく切り取りつつ、

窮屈さを感じさせません。

 

(D750 + AF-S NIKKOR 14-24mm   f11  1/320秒  ISO1600)

 

 

こんな感じで、

なんとなーく斜めに配置してあげるだけでも、

おさまりが良くなりますし動きも出ます↓

 

(D750 + Nikkor 105mm MICRO f11 1/100秒 ISO250)

 

 

 

今日は、対角線構図の特徴として

 

・無駄な空間が省かれ写真全体がすっきりまとまる

 

・被写体を無理なく大きく配置できる

 

・構図が単調になりがちな場面でスパイス的に使うと効果的

 

というお話をさせていただきました。

 

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

今日もここまで読んで下さりありがとうございました!

 

 

ブログランキングに登録してます。
記事が参考になりましたら、応援クリックをいただけると嬉しいです!
(下のバナーを1回ずつクリックしてください↓)

 

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人 ; 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

自分と真剣に向き合う事の大切さを教えてくれた水中写真に、日々感謝しています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

ブログランキング

いつも応援ありがとうございます!
ブログランキングに参加しています。

記事が参考になった、面白かったと思って頂けたようでしたら、応援クリックをいただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします!

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

免責事項

本サイトの情報は、水中写真撮影の参考としてダイビングや水中写真に関する情報提供を目的としています。

本サイトの情報について正確性や完全性を保証するものではありません。

本サイトの利用によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いません。