こんにちは、上出です。
今日は、
「水中写真を撮るためのミラーレス一眼の選び方」
について紹介します。
ミラーレス一眼というカテゴリーが
誕生したのはもう10年近く前ですが、
「小さくて軽いけど高画質」
というコンセプトがヒットし、
今ではデジタルカメラ市場の中でも一定の地位を築いています。
そのため参入メーカーも多く、はっきり言って
各メーカーごとの違いや特色もわかりにくいのが現状です。
ただその分価格競争もし烈になっているので、
安くても十分使える機種が存在します。
ですので今回は、
「手の届く価格で、水中一眼生活を始める」
というコンセプトで、
どのミラーレス一眼メーカーを選ぶべきか
考えていきたいと思います。
まず、いくら安価で高性能な
ミラーレス一眼カメラがあったとしても、
水中用の防水ハウジング(以下、ハウジングと呼びます)
が市販されていなければダイビングでは使用できません。
そして、ハウジングには
カメラメーカーが自社のカメラに合わせて作っているタイプ(純正品)
と
ハウジング専門業者が各メーカーのカメラに合わせて作っているタイプ
の2種類があります。
ここではハウジングそのものの
耐久性や機能性については議論しませんが、
価格は一般的にカメラメーカー純正品の方が大幅に安いです。
(10万円以上の差があります。)
ですので僕は、
これからミラーレス一眼を水中で使おうという方には、
価格的なハードルが低いメーカー純正ハウジングをお勧めします。
そして現在、実用レベルの純正ハウジングを
市販しているカメラメーカーはオリンパスのみですので、
必然的に、
オリンパスのミラーレス一眼+オリンパスの純正ハウジング
がお勧めという事になります。
逆を言えば、それ以外に選択肢がないですし、
オリンパスの純正ハウジングはそこそこ使いやすいです。
ちなみに、僕も初めて買ったミラーレス一眼は
オリンパスのE-PL3という機種で、
メーカー純正ハウジングに入れて水中で使っていました。
さて、ここで考えなければいけないことは、
ちゃんと水中で使えるレンズが揃っているのか?
ということです。
他の記事でも解説させて頂きましたが、
どんなに優れたカメラを使っても、被写体に合わせて最適なレンズを選ぶことができなければ一眼らしい写真は撮れません。
(参照:カメラ選びよりレンズ選びが重要?~一眼でプロ顔負けの水中写真を撮るための考え方~)
実は僕がE-PL3を使用していた当時は、
まだミラーレス一眼が登場してから間もなかったので、
オリンパスからは水中マクロも水中ワイドも
満足に撮れるレンズが発売されていませんでした。
それでも僕はどうしても水中マクロ写真を
一眼っぽくぼかして撮りたかったので、
パナソニック:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8
というマクロレンズを装着して
ああでもないこうでもないと撮影していました…
もはや懐かしい思い出です。笑
(オートフォーカスがめちゃめちゃ遅いので、動く生物は撮れませんでした。)
しかし、ミラーレス一眼登場から約10年が経った今、
水中マクロ用:M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
水中ワイド用:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
という2種類のレンズがオリンパスから発売され、
水中で使えるミラーレス一眼用のレンズがようやく揃った
という印象です。
逆を言えば、オリンパスのミラーレス一眼用レンズで
本格的な水中写真が撮れるのはこの2種類だけです。
では、
この2つのレンズはどのカメラ・ハウジングでも使えるの?
実際にどの機種を選んだら良いの?
というお話しは、また別の記事で解説しようと思います。
(参照:本格的な水中写真を撮るためのミラーレス一眼選び ~オリンパス E-PL vs OM-D~)
ここまで、
・安価で使いやすいメーカー純正ハウジングが発売されている
・水中マクロも水中ワイドもレンズのラインナップが揃っている
という点から、
これからミラーレス一眼を使って水中撮影に取り組もうという方には、
オリンパスのミラーレス一眼+オリンパス純正ハウジングがお勧め
というお話をさせていただきました。
少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。
今日もここまで読んでくださりありがとうございました!
(更新:2016.9.10)
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