ニコン「COOLPIX AW130」はダイビング用コンデジの第一選択になり得るのか?

この記事は5分で読めます


 

こんにちは、上出です。

 

 

今日も前回に引き続き、

 

「Nikon COOLPIX AW130」

 

の紹介をさせていただきます。

 

 

まだ前回の記事をご覧になっていない方は、

先にこちらから読んでみて下さいね↓

 

参照:Nikonの30m防水デジカメ「COOLPIX AW130」で水中写真を撮ってみた

 

 

 

前回の使用レポートの中で、

 

「水中モードで動きの速い生物を撮影すると、

シャッタースピード(SS)が遅くなり

被写体ブレを起こしてしまう。」

 

という課題と、

 

「オートモードでISO感度を高く設定すれば、

シャッタースピードも速くなるのではないか?」

 

という解決策(仮説)、

 

を紹介させていただきましたので、

早速検証してきました。

 

 

結果はこちらです↓

 

オートモード f8.9 1/320秒 ISO800 35mm版換算62mm)

 

 

ISO感度を800まで上げたら、

SSが1/320秒まで上がりました。

 

(絞りも水中モードより絞られています。)

 

なので、

被写体ブレ防止策としてはひとまず成功です。

 

※クマノミを撮影するのに

1/320秒までSSを上げる必要はないので、

ISO400くらいでも良かったと思います。

 

 

 

では、

 

作品としてどうか?

 

というと、

 

やはり水中モードに比べると

発色は悪いかなという印象です。

 

どうしても、色かぶりしてしまいます。

 

 

まあ、しょうがない、

というか当たり前ですよね。

 

これで発色も完璧だったら、

水中モードなんていらないです。笑

 

 

いつものようにRAWで撮れるなら

 

「後から編集で色は整えればいいや」

 

と割り切れるのですが、

 

JPEGでしか保存できないカメラなので、

後から編集できる範囲も限られます。

 

(画質が劣化してしまいます。)

 

とは言っても、

これくらいの編集は問題なさそうです↓

 

 

 

 

それでは次に、

ワイド撮影の実用性を見ていきましょう。

 

ヨスジフエダイの群れでテストしてみました。

 

発色は、とても良いです。

 

 

マクロよりも、

ワイドの方が「水中モード」の恩恵を

受けられるように感じられました。

 

解像感もあってシャープな画です。

 

(水中モード f2.8 1/100秒 ISO8125 35mm版換算24mm)

 

 

正直、

S-2000の1灯でここまで撮れる

とは思っていませんでした。

 

「ワイドは2灯を長いアームで」

 

というのが半ば常識ですし、

僕もその常識に囚われていましたが、

 

やみくもにシステムをパワーアップさせるよりも、

 

・正しい角度で

・適切な光量を

・さわれるくらいの近さから

 

という基本を徹底することの方が

大切なのかもしれませんね。

 

 

 

ちなみに、このAW130は

 

「ハウジングに入れる必要がないのでお手軽」

 

というメリットがある反面、

 

「ワイドコンバージョンレンズや

クローズアップレンズが装着できない」

 

というデメリットがあります。

 

 

ただ個人的には、

ワイド撮影においては35mm版換算で24

という画角が使いやすいなと感じました。

 

もちろんジンベイザメを撮ろうと思ったら

ワイコンを付けたくなるでしょうが、

これくらいの群れなら24mmで十分撮れます。

 

逆にこれ以上画角が広くなると、

画面の中に余計なものが入りやすくなりますし、

画面全体にストロボを回すのも難しいです。

 

正直、水中写真を始めたばかりで

これ以上広い画角のレンズを使いこなせる人は、

ほぼいないと思います。

 

 

なので、

 

ワイコンを装着できないことは

それほどデメリットにならないのでは?

 

ワイコンが付けられず困る場面は、

ジンベイやクジラのような超大物や、

アントニオガウディのような地形を撮る時くらいでは?

 

というのが、

今回僕が抱いた感想です。

 

 

 

さて、少し話が逸れましたが、

 

「水中モードによるワイド撮影」

 

が完璧だったわけではありません。

 

実は、マクロ撮影と同じ問題が発生しました。

 

(水中モード f2.8 1/60秒 ISO125 35mm版換算24mm)

 

 

写真ではわかりづらいですが、

微妙にぶれています。

 

ワイド撮影時も条件によってはSSが遅くなり、

被写体ブレ&手ブレを起こしてしまうようです。

 

 

これもマクロ同様

「オートモードでISO感度を上げる作戦」

で解決できそうですが、

 

水中モードとオートモードの発色の差は、

ワイド撮影時の方が顕著に出ますので、

悩ましいところですね…

 

 

 

ちなみに、

これは水中モードでも

オートモードでも同じですが、

 

いつも外付けストロボを

マニュアル発光で使用している僕にとって、

 

カメラの露出(絞り・SS・ISO感度)を

自分で設定できないというのは困ります。

 

毎回カメラの設定が勝手に変わるので、

光量を決定しようがありません。

 

 

でも…

 

今回は試しに、だいたいの感覚で

マニュアル発光させてみました。笑

 

比較的光量もおとなしくて

使い慣れているS-2000だからこそ、

何とかそれなりの画に

仕上げることができましたが、

 

本来は素直にTTL自動調光を

使うべきなんだと思います。

 

 

そのあたりの話はこちらの記事で

詳しく解説していますので、

興味があればご覧下さいね。

(参照:水中ストロボはマニュアル発光かTTL自動調光か)

 

「そもそもTTLって何?」

という方は、こちらをご覧下さい↓

(参照:INON公式ページテクニカルガイド)

 

 

もちろん、

無理やりマニュアル発光で撮影していると、

ライティングを失敗することも普通にあります。笑

 

(水中モード f2.8 1/100秒 ISO125 35mm版換算24mm)

 

 

光量が大きすぎて、

砂地が白く飛んでしまいました。

 

まあこれはこれでありとも言えますが…

 

 

ライティングはいったん置いといて、

 

広角側が1cmまで被写体に寄れるので、

ワイドマクロ的な撮影も面白そうですね。

 

 

 

これまで2回に渡ってAW130の

使用感をレポートしてきましたが、

 

「思ってたより撮れるなあ」

 

というのが率直な感想です。

 

 

カメラとしての完成度は

TG-4の方が上だと思いますが、

値段・サイズ・手軽さを考えると、

 

AW130はダイバーが初めて購入する

水中撮影用カメラとしては最適だと思います。

 

十分、第一選択になり得ます。

 

 

正直、AW130でもTG-4でも

撮れる写真はそんなに変わらないです。笑

 

 

ただ、普段寒い地域で潜る方の場合は

AW130は使いにくいかもしれません。

 

ボタンが小さくて硬いので、

厚手のグローブを装着すると

操作がしにくいと思います。

 

薄手のグローブで操作している分には、

使いづらさは感じませんでした。

 

 

 

ひとまずこのカメラのレビューは

これにて終了としますが、

 

また何か気づいたことがあれば、

ブログかメルマガの中でお伝えしますね。

 

 

それでは、今日もここまで

読んで下さりありがとうございました!

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

 

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管理人 ; 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

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自分と真剣に向き合う事の大切さを教えてくれた水中写真に、日々感謝しています。
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