野生イルカの写真を撮るなら小笠原?利島?それとも御蔵島?

この記事は5分で読めます


こんにちは、上出です。

 

今日は、

 

「イルカの写真を撮るのにお勧めの島」

 

について紹介します。

 

 

皆さんもご存知かもしれませんが、

日本の海には北から南までいたるところに

色々な種類のイルカの仲間が生息しています。

 

北海道では頻繁にイシイルカやシャチが観察されていますし、

 

沖縄では、僕自身も去年、

ダイビングのボート上でシワハイルカの群れに遭遇しました。

 

でも、残念ながら北海道や沖縄では、

狙って野生のイルカと泳ぐことはできません。

(ダイビング中にたまたま現れる可能性は0ではないですが…)

 

 

実は、国内で野生のイルカと

泳げるポイントは限られた数か所だけなのです。

 

具体的には、

能登島、利島、御蔵島、小笠原

の4カ所で間違いはないと思います。

 

 

ちなみに、どこでドルフィンスイムをするにしても、

会えるイルカはミナミハンドウイルカという種類です。

(小笠原はハシナガイルカともたまに泳げます。)

 

そしてこのミナミハンドウイルカは、

沿岸性で特定の場所に定住する性質があります。

 

なぜこの4カ所に住み着いたのかは諸説あり

はっきりしたことはわかっていませんが、

 

結果的には定住してくれたおかげで

僕たち人間が高確率で野生のイルカを見つけることができ、

一緒に泳げるというわけですね。

 

 

ちなみに、この中で能登島だけは僕も行ったことがありません

 

なので詳細はわからないのですが、

2016年現在では11頭のイルカが能登島周辺に定住しているそうです。

 

僕は今のところ

 

わざわざ能登島まで行こう

 

と思う理由が見つかっていませんが、

北陸に温泉旅行でもすることがあれば行ってみるかもしれません。笑

 

 

 

利島は、なんと言っても東京から近いです。

 

なんと東京から日帰りでドルフィンスイムが楽しめます。

 

ただその分、伊豆諸島のより南にある御蔵島に比べると

透明度や水温が下がる傾向にあります。

 

一長一短ですね。

 

ただ、これは僕も個人的に残念なのですが、

2016年は利島のイルカが他の島に移動してしまうことが多く、

ドルフィンスイムはほとんど開催できない状況だったようです。

 

ですので現状は利島をお勧めすることはできませんが、

2017年以降イルカがまた住み着いてくれた良いなと思っています。

 

野生の生き物に、人間の都合でここに住んでくれなんて

もちろん言えないんですけどね…。

(利島のだいぶ特徴的なイルカ)

 

 

そして、世界遺産ですので僕がどうこう言うまでもないですが、

小笠原は他の3カ所に比べて海のスケール感が全然違います。

 

ドルフィンスイムで出会えるのは

ミナミハンドウイルカかハシナガイルカですが、

 

小笠原諸島の海にはザトウクジラやマッコウクジラなど

大型のクジラの仲間もやってきます。

 

地理的にも本土から遠く離れた太平洋にぽつんと浮かぶ島ですので、

そのボニンブルーと評される紺碧の海は透明度も高く温かいです。

 

ただ、僕が小笠原に通おうと思わない理由は、

 

イルカがフレンドリーではなくあまり遊べない

 

という印象があるからです。

(通うには遠すぎると理由もありますが…笑)

 

 

先日たまたま、小笠原から御蔵島に移り住み、

どちらの島でもドルフィンスイムガイドの経験がある

という方とお話しする機会があったので、

その印象をぶつけてみたのですが、

 

「私も御蔵島に来たらイルカがフレンドリーでびっくりしたんですよ!」

 

と仰っていました。

 

それから、小笠原にはドルフィンスイム専門店がありません。

 

ですので、

 

ダイビングや釣り、トレッキングなど

温かい南の島で色々楽しみながらイルカとも泳ぐ

 

くらいの感じで行くのが良いのかな、

というのが僕の個人的な小笠原の印象です。

 

 

 

ここまでご覧いただいたあなたには

もうお分かりだと思いますが…

 

僕がドルフィンスイムにお勧めしている島、

そして僕自身毎年通っている島が御蔵島です。

 

御蔵島は、東京都伊豆諸島に浮かぶ小さな島で、

100以上のミナミハンドウイルカが生息しています。

 

御蔵島のドルフィンスイムは東京都の

エコツーリズム事業として規定されているため、

ドルフィンスイムを行えるのは3/15から11/15までです。

 

島の詳細は、観光案内所のHPに詳しく掲載されています↓

http://mikura-isle.com/

 

 

嬉しい事に、島内はドルフィンスイム開催がメインの

民宿とドルフィンスイム専門ショップだらけです。

(ドルフィンスイム以外にやることが無いとも言えますが…)

 

ドルフィンスイムの詳細と、

島内のショップ・宿情報も観光案内所のHPが親切です↓

http://mikura-isle.com/?page_id=379

 

 

御蔵島の一番のメリットは、

イルカがフレンドリーなことだと思います。

 

もちろん野生の生き物なのでいつもではないですが、

結構な確率でこっちをキョロキョロ見たり、

一緒に泳いで遊んだりしてくれます。

 

そして、小笠原に比べれば透明度も水温も下がりますが、

御蔵島を含む伊豆諸島は黒潮の影響を色濃く受ける海なので、

黒潮が当たった時の透明度は小笠原に勝るとも劣りません。

 

 

で、実際何日あれば行けるかと言うと、

関東に住んでいる方なら2日間のお休みで行けます

 

つまり、普通の週末に行けます。

 

こちらも観光案内所のHPに詳細が載っていますのでご覧ください↓

http://mikura-isle.com/?page_id=67

 

 

実は、これまで御蔵島は、

船が欠航になるリスクが高い

ことが大きな欠点と言われていました。

 

何故欠航になりやすいかというと、

 

船着き場が飛び出たポッキーのように頼りないただの棒で、

 

波の影響(北西風の影響)を直接受けてしまうからです。

 

 

しかし、2015年より就航した橘丸は、

船の構造上これまでの船に比べて

圧倒的に欠航する確率が下がったそうです

 

なので、以前に比べるとだいぶ心に余裕を持って

御蔵島に行けるようになりました。

 

(これまでは、御蔵島に行ったはいいけど帰りの船が出ない!

仕事に行けない!どうしよう!という事がありました。笑)

 

 

それでも船が欠航になるのが不安

 

という方は、船が欠航になりづらい三宅島に滞在して、

三宅島から出ているドルフィンスイムツアーに参加して

隣の御蔵島でイルカと泳ぐという手もあります。

 

ちなみに、三宅島に滞在するとドルフィンスイムは一日一回、

大きめの船に乗って御蔵島まで1時間ほどかけて向かいます。

 

御蔵滞在と三宅滞在は、

人によって好みの分かれるところですが、

 

僕は一日一回じゃ不完全燃焼ですし

御蔵島の素朴な雰囲気も気に入っているので、

最近はいつも御蔵島滞在です。

 

 

 

僕はいつの間にか、

御蔵島のフレンドリーなイルカに惚れこんでしまい、

 

今では一年に一回沖縄から御蔵島に通うことが

ライフワークになりました。

 

できることなら、

皆さんには色々な島でドルフィンスイムにチャレンジして頂き、

それぞれお気に入りのスタイルを見つけてもらえたらなと思います。

 

今日もここまで読んでくださりありがとうございました。

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。

 

 

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    • なみ
    • 2018年 8月14日

    はじめまして。ドルフィンスイムのワード検索からたどり着きました!
    海洋研究してる人から、小笠原と御蔵島では同じイルカがよく観られると聞きましたが、御蔵島の方がフレンドリーと思われるのが不思議だなと思いました。

    また、長崎の五島列島にもバンドウイルカが多数生息していると思うのですが、小笠原や御蔵島と違ってドルフィンウォッチングはあってもスイムがないのが不思議です。ミナミハンドウイルカはバンドウイルカの亜種ですし、遊びたがりなのもよく似ていると思うのですが、観光産業としてメジャーにならないのは何か理由があるのでしょうか…
    このあたり、どなたかからお話伺ったことはありますか??
    突然、不躾な質問で申し訳ありません。
    イルカと泳ぐのが大好きなので、気になっております。
    もしご存知でしたらご教授いただけますと幸いです。

      • 上出 俊作
      • 2018年 8月17日

      はじめまして。
      貴重なご意見ありがとうございます!
      僕は研究者ではないので、必ずしも100%正確な情報ではないとは思いますが、以下僕の経験と知識の範囲内で↓

      まず、同じ種の生き物でも、フレンドリーだったり人を嫌がったりと性格が別れるのは、その海でこれまで人とどう関わってきたかにもよると思います。
      イルカの場合は特に、観光産業として大事にされてきている海と、漁の対象として今でも獲られているいる海とどちらもあるので、前者のイルカたちは人懐っこくなるけど、後者のイルカたちは人(船)を見ると逃げるようになるというのは、当然と言えば当然でしょうか。

      ミナミハンドウイルカは元々はハンドウイルカの亜種でしたが、今は別種とされているはずです。
      まだ研究が進んでいる段階だと思いますが、現在は、ハンドウイルカよりもマダライルカに近い種である可能性もあると聞いています。
      マダライルカ・タイセイヨウマダライルカはバハマなんかでもドルフィンスイムのメインターゲットですよね。

      ミナミハンドウイルカは沿岸性で特定の場所に住み着きますが、一般的にハンドウイルカは外洋性と言われているので、観光産業の対処にはしづらいと思います。
      ツアーで船を出したけど、行ってみたら今日はいない、というような事が多いと成り立たないので。
      長崎の五島列島の場合は、ある程度特定の場所を回遊しているため、ツアーが成り立つのかなと思います。

      ウォッチングはできてもスイムはできないというのは、イルカの種類や個性にもよりますが、人間側の環境整備の難しさの方が大きいかなという印象です。
      御蔵島のように島をあげて、東京都が行政として入って、という環境なら良いですが、1ショップでやろうとしても、「安全管理」「操船技術」「イルカへのストレス」「漁協との調整」「他ショップとの関係」「透明度」など、クリアしなければならない問題は山ほどあるはずなので…

      以上、まとまりのない文章になってしまいましたが、今の僕の知識と経験で答えられるのはこんなところです。
      これからも是非、ドルフィンスイムをたのしんでください(^-^)

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管理人 : 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

自分と真剣に向き合う事の大切さを教えてくれた水中写真に、日々感謝しています。
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資格・所属

PADI Instructor (OWSI #827547)
PADI Digital Underwater Photographer Instructor
PADI Enriched Air Specialty Instructor
潜水士
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