ピンボケ水中写真からの脱出 ~プライベートフォトツアーで学んだ小さな四角形の意味~

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こんにちは、上出です。

 

 

先日2日間にわたって、

プライベートフォトツアーを

開催させていただきました。

 

(プライベートフォトツアーの詳細はこちら)

 

ご参加いただいた

Aさんのリクエストを受けて、

 

1日目:水納島ボートダイビング

2日目:名護&本部ビーチダイビング

 

という日程で、

じっくり撮影指導です。

 

 

今回のツアーでも、

僕自身にとっても新しい学びがあり、

 

しかもAさんから

 

「ピント合わせの話は絶対ブログに書いて下さい!」

 

という要望がありましたので、笑

 

Aさん撮影のお写真と共に

振り返ってみようと思います。

 

 

今日は、

Aさんからいただいたコメントを

先に紹介しますね。

 


 

色々な気づきがあり、

本当に有意義なフォトツアーでした。

 

これまで水中で写真を撮る時はその場ですぐ撮ることが多く、

極端に言えば「見たものが写ればいい」という感覚でしたが、

今回は1つの被写体に対して「作品を撮る」という姿勢で取り組みました。

 

被写体の位置、背景、ライティングなど

色々なことを気にしながら撮るのは初めてで

頭がパニックでしたが、

 

上手くいかない時は

水中でストロボの位置を変えてもらったり

撮る角度などをアドバイスいただきました。

 

きれいに撮れてOKサインをもらった時は

ものすごく嬉しかったです!

 

 

時間に追われることもなく、

マンツーで他の人を気にする必要もなく、

ゆったり潜れたのも良かったです。

 

ダイビング後も、撮った写真を一緒に見ながら、

どの写真がいいとか、これはもっとこうした方がいいとか

言っていただき非常に勉強になりました。

 

 

私はピントの合わせ方から教えてもらうような初心者でしたが(笑)、

プロの方にこんなにつきっきりで見てもらえれば

どんな方でも楽しめると思います!

 

本当に大満足のツアーでした。

ありがとうございました!

 

(オリンパス XZ-2 + INON S-2000)


 

では、今回Aさんにとって

最も衝撃的だったというお話から…

 

 

 

Aさんは「ピントを合わせる」という

概念自体は知っていたそうですが、

 

どうすれば撮りたいものにピントが合うのか

 

を知りませんでした。

 

 

言い換えれば、

 

モニターの真ん中に表示されている

小さな四角形が何を意味しているのか

 

を知りませんでした。

 

 

この小さな四角形は、

フォーカスエリア、あるいはフォーカスポイント

なんて呼べれています。

 

シャッターボタンを半押しすると、

四角形のところにピントが合うわけですね。

 

ピントが合うと「ピコッ」と音がして、

四角形の色が緑に変わるのが一般的だと思います。

 

これまでAさんはこの仕組みを知らず、

フォーカスエリアを無視して撮影していたので、

 

良くわからないまま

ピンボケ写真を量産していたそうです。

 

 

 

なので今回は、

陸上でのやりとりを通して、

 

・真ん中にあるフォーカスエリアを、

撮りたい生き物の目に合わせる

 

・フォーカスエリアを画面の中で上下左右に動かし、

画面の中の好きな所にピントを合わせられるようにする

 

・シャッターボタンを半押ししてピントを合わせてから、

ボタンを最後まで押し込んでシャッターを切る

 

というお話をさせていただきました。

 

 

そして、

ピント合わせについて一通り理解した

Aさんからはこんな衝撃的な言葉が…

 

「知れて良かったです!今回の一番の収穫です!」

 

Aさん、ツアーはまだ始まったばかりです。笑

 

 

ちなみにAさんは、

僕のブログ・メルマガの記事を

全て読んでくれている、

 

とても勉強熱心な方です。

 

でも、僕のこれまでの記事では、

オートフォーカスの「基本のき」

については触れていません。

 

 

僕が素直に反省すべき点なのですが、

自分が知っていて実践していることを、

 

ついつい当たり前の事として

すっ飛ばしてしまうことがあります。

 

でも、

僕にとって当たり前だからと言って、

 

目の前の人にとっても

当たり前とは限らないですよね。

 

もっと目線を合わせて記事を書いたり

アドバイスしたりしないといけないなと、

 

身が引き締まる思いでした。

 

 

そして、

 

「他にも同じ状況の人がたくさんいるはずだから、

この話を是非ブログの中で取り上げて下さい。」

 

と言ってくれたAさん、

どうもありがとうございます!

 

きっと、Aさんのおかげで

ピンボケ水中写真から脱出できた人が

たくさんいるはずです。

 

 

 

さて、

ピント合わせについて理解したAさんは、

一気に「作品」を撮ることに目覚めたようで、

 

事前に送っていただいた写真とは

見違えるような写真を撮って下さいました。

 

 

ピントについて理解しただけで

ここまで撮れるようになるとは…

 

普段から僕のブログを読んでくれているので、

「視点」と「知識」が豊富なのでしょう。笑

 

 

 

それから、今回のツアーを通して

Aさんの撮影スタイルも大きく変わりました。

 

Aさん自身からも

 

「これまで水中で写真を撮る時はその場ですぐ撮ることが多く」

 

というコメントがありましたが、

 

確かに

 

「水中で何か撮りたい被写体を見つけると

その場でパッとカメラを構えてしまう」

 

という癖がありました。

 

これだと、

どうしても生き物を見下ろしたような、

臨場感のない写真になってしまいます。

 

背景も岩や水底でゴチャゴチャしてしまい、

せっかくの美しい被写体が引き立ちません。

 

 

この点に関しては、

 

・被写体を見つけたら一呼吸おいて、

どのアングルから撮影すべきか考える

 

・背景の抜き方を意識する

 

・生き物と目線を合わせる

 

というポイントを意識すれば解決できます。

 

 

Aさんも頭では理解しているのですが、

一度ついてしまった癖は中々抜けません。

 

水中でしつこいくらいに、

 

「もっと煽って!」

 

「もっと下から!」

 

とスレートに書かせていただきました。笑

 

 

結果的には、

Aさんの写真はここまで来ました。

 

 

 

 

今回のツアーを通してAさんは、

 

・自分でアングルを考え、下から煽って背景を整理する

 

・フォーカスエリアを中心から上下左右に動かし、

画面の中の好きな所にピントを合わせて構図を作る

 

という事が、

しっかりできるようになりました。

 

 

思い通りの水中写真が撮れるようになると、

海に行くことがどんどん楽しみになりますね。

 

来月にでもまた来たいと仰って下さいました。笑

 

 

プライベートフォトツアーも、

まだまだ始まったばかりですので、

 

ご参加いただいた方からの声を肥やしに、

どんどん改良していきたいなと思っています。

 

 

それでは、今日もここまで

読んで下さりありがとうございました!

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

 

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管理人 : 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

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資格・所属

PADI Instructor (OWSI #827547)
PADI Digital Underwater Photographer Instructor
PADI Enriched Air Specialty Instructor
潜水士
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