水中ワイド撮影に欠かせないレンズ ~TOKINA AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm F3.5-4.5~

この記事は5分で読めます


こんにちは、上出です。

 

今日は、

 

水中ワイドを撮るのに便利な一眼レフ用レンズ、

TOKINA AT-X 107 DX Fish Eye 10-17mm

 

について紹介します。

 

※記事の中ではAT-X107と呼びます。

 

 

僕はこのレンズを紹介せずに、水中ワイド写真を語れません。

 

水中ワイド用に初めて買ったのがこのレンズでしたし、

このレンズにしか撮れない画があると思って今も使っています。

 

それくらい思い入れのあるレンズです。

 

なので、少しひいき目に評価してしまうかもしれませんが、

どうか許してください。笑

 

 

レンズのスペックはメーカーHPに詳しく書いてありますので、

ここでは紹介を割愛します。

参照:TOKINA公式HP

 

 

では、早速紹介していきます。

 

 

まず、AT-X107の良いところは

Nikon用もCanon用も発売されているという点です。

(サードパーティーなので当たり前ですが…)

 

しかも、APS-C用のレンズなので

本来フルサイズのカメラでは使えないのですが、

 

なんと、フルサイズでも使えてしまいます。

 

ちなみに、フルサイズに装着した場合、

10-15mmの間は周囲がケラれてしまうので使えませんが、

15-17mmの間はケラれもなく普通に使えるので、

 

僕はいつも15mmに固定して

単焦点フィッシュアイとして使っています。

(15-17㎜の間でズームしてもあまり意味がないので。)

 

 

つまり、AT-X107は

 

NikonでもCanonでも

APS-Cでもフルサイズでも

 

色んなカメラで使える万能レンズという事ができます。

 

 

dsc_5626-11

(Nikon D750 + AT-X107  15mm固定 f9.0)

 

とは言っても、

価格が高すぎたら多くの人は手に入れられません。

 

でも安心。

 

市場価格60,000円前後で新品が購入できます!

(もはや宣伝のようになってきました。笑)

 

おそらく水中で使えるワイドレンズの中で

一番安いのではないでしょうか。

 

正直僕が初めての水中ワイド用レンズにAT-X107を選んだのは、

値段が安くてギリギリ手の届く範囲だったからです。

(当時は定価がもっと安かったです。)

 

 

ただもちろん、

安くていろんなカメラで使えるとは言っても、

画質が悪かったらレンズとして使い物になりません。

 

なので、画質については作例を見ながら検証していきます。

 

 

正直に言って、

価格が安くてしかもズームがきくレンズなので、

最高に高画質とは言えません。

 

AT-X 107なんてとてもじゃないけど

プロが使うレベルの画質ではない

 

というありがたい助言を

僕にしてくれたカメラマンさんもいるくらいです。笑

 

では、実際に作例を見てみましょう。

 

 

dsc_1392-11

(Nikon D7000 + AT-X 107 f11)

 

 

拡大して見ることができないのでわかりづらいかもしれませんが、

 

「あーほんとだ、画質悪いな」

 

と感じた方のほうが少ないのではないでしょうか?

 

記事の一番上に挿入したアオウミガメの写真もそうですが、

僕は十分実用レベルの画質だと思っています。

 

ただ実は、僕も使い始めの頃は、

なんだか眠たい描写だなぁと思っていました。

 

 

どういうことかと言うと、このレンズ、

絞りがf3.5~f8くらいまでは解像感があまりありません。

 

「正直、これどこにピントが合ってるの?」

 

みたいな写真が撮れることがあります。笑

 

なので、

AT-X 107は絞り込んで使うのがお勧めです。

 

個人的には、f値を9.0よりも絞り込めば

かなりカリッとした写真になると思います。

 

 

最高画質とは言えないが絞って使うこと前提なら問題ない

 

というのが画質に関する僕なりの評価です。

 

 

こうやって僕が

AT-X107はプロでも使えるレンズだ

なんてことを言うと、

 

じゃあオートフォーカス(AF)はどうなんですか?

 

という鋭い質問を浴びせてくる方がいらっしゃるかもしれません。笑

 

これは事実なので正直にお伝えしますが、

 

このレンズはカメラ本体のモーターを使って

ピント合わせを行うタイプなので、

超音波モーターを搭載したレンズに比べると

フォーカススピードが落ちます。

 

(そのためカメラ本体にモーターが付いていない

NikonD3000やD5000シリーズではAF自体が使えません。)

 

ただ、フィッシュアイレンズの特性上

そもそもフォーカスにそれほど時間がかからないので、

 

実際の撮影ではフォーカススピードの遅さに関して

それほど気にならないのではないかと思います。

 

なので、

 

せっかく一眼レフで撮るんだから、

爆速フォーカスのレンズを使いたいんだ!

 

という方以外には問題ない範囲だと思います。

 

 

 

 

では最後にひとつ、このレンズの良いところを紹介しておきます。

 

それは、レンズ先端から2.5cmまで被写体に寄れるので、

いわゆるワイドマクロ的な撮り方ができるという点です。

 

ワイドレンズって、

 

つけて入ったは良いけど大物がしょっちゅう

出るわけでもないし何を撮っていいかわかんないなー

 

という時が結構あるんじゃないかと思います。

 

そんな時に、

例えばその辺にたくさんいる(失礼ですが)

クマノミにグッと近寄って撮影することができれば、

 

ワイド撮影の幅が一気に広がります。

 

 

dsc_2445-11

(Nikon D750 + AT-X107  15mm固定 f11)

 

 

ここまで紹介してきました通り、

僕はこのレンズが好きですし今でも使っています。

 

でも実は、AT-X107を今でも使っている大きな理由は、

Nikonのフルサイズ機で使えるフィッシュアイレンズが他に無いからです。

(AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dという古いレンズならあります。)

 

なので今のところ、

 

「ここはどうしてもフィッシュアイで撮りたい!」

 

という時には、

AT-X107はNikonフルサイズユーザーにとって頼もしい助っ人です。

 

 

今日は、AT-X107は

 

・NikonでもCanonでも、APS-Cでもフルサイズでも使える

 

・画質はf9よりも絞り込めば十分実用レベル

 

・ワイドマクロ的な撮り方もできるため撮影の幅が広がる

 

というお話をさせて頂きました。

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しく思います。

今日もここまでご覧いただきありがとうございました!

 

 

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    • masa
    • 2018年 5月16日

    いつも楽しく読まさせて頂いてます。

    マクロが好きでそろそろワイドも撮影したいなー
    と思っていてレンズに悩んでました。
    参考にさせて頂きます♪

    D7000のノーティカムを使っているのですが
    おススメポートはあるのでしょうか?

      • 上出 俊作
      • 2018年 5月19日

      こんにちは!
      コメントありがとうございます。

      なるほど、これからD7000で水中ワイド撮影を始められるんですね(^-^)
      そうなると、レンズの選択肢としては、この記事で取り扱っているAT-X107か、Nikon10.5mmフィッシュアイか、Nikon8-15mmフィッシュアイですね。

      個人的には、予算に余裕があれば、8-15mmが良いかなと思いますが、低予算で気軽に始めるならAT-X107もありだと思いますよ。

      ポートに関しては、レンズによって適合するものが変わりますし「これ」とは言えませんが、アクリルポートはやめた方が良いと思います。
      ガラスに比べて圧倒的に傷がつきやすく、何年か使っている曇ってくることもあるので、値段と重さは上がりますがガラスがお勧めです。

    • masa
    • 2018年 5月24日

    アクリルポートは安い分そういうデメリットがあるのですね!ありがとうございます♪

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管理人 : 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

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資格・所属

PADI Instructor (OWSI #827547)
PADI Digital Underwater Photographer Instructor
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