青くない水中写真を撮ろう ~非日常の世界は何色?~

この記事は6分で読めます


 

こんにちは、上出です。

 

なんだか最近、

台風の時にしかブログを更新できていない気がします…

 

でも、そんなこと言ってたら、

次の記事をUPできるのが来年になっちゃいますね。

 

秋冬は気合を入れなおして、

熱燗でも煽りながらモリモリ記事を書いていこうと思います。

 

(早速、お鍋用のカセットコンロと

気合注入用の上善如水を買ってきました!)

 

 

 

さて、今日は

 

「こうするのが正しい」

 

とか

 

「こう撮るべき」

 

という話ではなく、

 

 

「こういう考え方もありじゃない?」

 

 

というフワッとしたお話です。

 

 

なので、気軽に読んでいただけたらと思います。

 

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f13 SS1/200秒 ISO160)

 

 

 

いきなりですが、

 

あなたにとって日常の世界は何色ですか?

 

 

 

もちろん、答えなんてありません。

 

 

白でも黒でも緑でも赤でも良いですが、

はっきり「何色」と言える人は少ないと思います。

 

日常の世界にはたくさんの色が溢れていますし、

普通に暮らしていて、

 

目に飛び込んでくる色が赤ばかり

 

なんてことはありませんよね。

 

 

なので、陸上写真で「非日常」を表現しようとするには、

特定のこの色を使えば良いという話にはなりません。

 

 

例えば、マクロレンズを使って

肉眼で見えない花のシベを切り取ったり、

 

思いっきりハイキー(露出オーバー)

にして霞んだ記憶のように仕上げたり、

 

色々工夫して「非日常」を演出します。

 

 

「何でそんなに非日常を追い求めるのか」

 

については今日議論したいところではありませんが、

 

一言でいえば

 

「アートとしてわかりやすい」

 

という事だと思います。

 

やっぱり、写真の中に何か非日常の要素があった方が

見る人の目を引きますし、何かを感じてもらいやすいです。

 

もちろん、

 

日常を日常として切り取る

 

というアートもあると思いますが、

今日は一旦置いておきますね。

 

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f8 SS1/100秒 ISO200)

 

 

 

 

これは水中写真のブログなので、

このブログを読んで下さっている方の多くが、

スクーバorスキンダイバーだと思います。

 

(ノンダイバーの方にも読んでもらえてるならもちろん嬉しいです。)

 

 

ダイバーのとっては当たり前の事実だと思いますが、

水中世界というのは基本的に「青」です。

 

 

普段透明度の良くない海で潜られている方は、

 

「違う、緑だ!」

 

とおっしゃるかもしれませんが、

ここは話の流れ上「青」で統一させてください。笑

 

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f9 SS1/160秒 ISO200)

 

 

 

何が言いたいかというと、

 

ダイバーにとっての日常の世界は青であり、

 

もっと言えば、

 

ダイバーじゃなくても水中は青いと思っている、

 

ということです。

 

 

つまり、さっきの理論から行くと、

 

青い水中写真には「非日常」感がなく

アートとしては目を引きにくい

 

ということになります。

 

 

 

そうは言っても、

僕も水中ワイドは青い写真を撮ります。

 

と言うか、ワイドレンズを使って、

画面から青を完全に排除するのは無理です。

 

 

アートの要素は色だけではないので、

構図や光の表現、被写体の選び方で

アート性を高めることはできます。

 

もちろん、青をどう表現するかというのも

水中ワイドを撮る上では重要なファクターです。

 

 

(D750 + AF-S NIKKOR 14-24mm Z-240×2灯 f13 SS1/250秒 ISO250)

 

 

 

さて、今日深堀したかったのは、

小さめの生き物を撮影するときの話です。

 

いわゆる水中マクロですね。

 

 

結論から言えば、僕の場合は

非日常感を演出するために

画面の中から意識的に青を排除して撮影する

ことが多いです。

 

今回記事を書くにあたって、

今年撮影した水中マクロの作例を見返してみたのですが、

やはり青い背景の写真が少なかったです。

(今年は特にその傾向が強くなっていました。)

 

逆に、青い背景で撮っている写真は、

何かしら理由があって背景に青を入れている

ということにもあらためて気が付きました。

 

せっかくなので、

 

なぜ背景に青を入れたのか?

 

という理由も添えて、

青背景の写真も何枚か紹介してみますね。

 

 

 

全体の印象を爽やかにしたい↓

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f11 SS1/160秒 ISO200)

 

 

被写体の色が最も映える背景にしたい↓

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f13 SS1/100秒 ISO250)

 

 

どうしても青でしか背景を抜けない↓

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f11 SS1/200秒 ISO200)

 

 

青以外の背景で撮ってみたけど、

青い背景でも撮っておこうかな↓

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f4.8 SS1/160秒 ISO100)

 

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f5.6 SS1/160秒 ISO100)

 

 

 

背景に青を入れる時こそ明確な意図が必要

 

というのが僕の個人的な感覚でしょうか。

 

 

 

一方、青くない背景の作例を紹介します。

 

なんとなくでも、

テーマカラーがあると良いですよね。

 

 

【黄】

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f8 SS1/160秒 ISO200)

 

 

【紫】

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f9 SS1/160秒 ISO100)

 

 

【橙】

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f8 SS1/160秒 ISO250)

 

【黒】

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f13 SS1/160秒 ISO250)

 

 

【宝石?】

(D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm Z-240×2灯 f6.3 SS1/250秒 ISO250)

 

 

最近、雑誌DIVERでも

人気のインスタグラマーさんが紹介されていますが、

 

マクロをふんわり撮っている方なんかは特に、

青を排除した背景の作例が目立つ気がします。

 

もしかしたら、時代の流れなのかもしれませんし、

自然に実践されている方も多いのかもしれませんね。

 

僕もInstagramに日々の水中写真をアップしているので、

良かったらフォローしてみてください。

 

https://www.instagram.com/shunsaku_kamide/

 

 

 

今日紹介したのは、あくまでひとつの視点です。

 

もちろん、青い背景の写真がダメというわけではないですし、

青を基調にして違う色をさすという考え方もあるでしょう。

 

 

僕の場合は、

 

「海の中の日常を切り取りたい」

 

という思いが強いので、

 

「日常を魅力的に表現するにはどうすれば良いんだろう?」

 

と考え続けてきました。

 

 

今のところその結果が、

 

日常を非日常のように演出し、

日常の中の美しさを浮かび上がらせる

 

という事なのかなと思っています。

 

 

それでは、今日もここまで

読んでくださりありがとうございました!

 

少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。

 

 

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管理人 ; 上出 俊作 (水中写真家)

沖縄本島を拠点に活動している水中写真家です。

これまで、写真集の出版や写真展の開催などを通して、海の魅力を伝えるべく水中写真家として活動してきました。

撮影スタイルという程でもないですが「日常を切り取る」という事が僕にとっての大事なテーマです。

珍しい生き物を追いかけ回したりせず、水中の生き物たちとかくれんぼやにらめっこをして遊びながら、のんびりと撮影しています。

「水中写真を通して共に成長し合える仲間と出会い、一緒に豊かな人生を歩んで行きたい。」

そんな思いから生まれたのが、このブログです。

自分と真剣に向き合う事の大切さを教えてくれた水中写真に、日々感謝しています。
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